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2022.03.12 / News
「第19回大分県ビジネスプラングランプリ」で優秀賞をいただきました
大分県と大分県産業創造機構が「県内産業の活性化」と「ベンチャー企業の創出」を図るために平成15年度から開催している「大分県ビジネスプラングランプリ」。
久住蒸溜所は、「ウイスキー蒸溜所を中心とした地方創生モデル構築へのチャレンジ」をテーマに応募し優秀賞を頂戴いたしました。
どんな内容か、かいつまんでご紹介すると…
モルトウイスキー製造の工程で生まれるポットエールやドラフ、汚泥といった副産物を飼料や肥料として活用できるようにするという仕組みを地元の農家さんと協力して作ることと合わせて、観光客を呼び込む「ウイスキーツーリズム」により、カフェやBAR、宿泊施設と協力したり、地域ブランドを開発するといった新事業を立ち上げることで雇用の創出と地域の活性化につなげる取り組みを行うというものです。
原料の大麦は、県内の契約農家さんに生産してもらう取り組みを始めています。すこしずつ協力してくれる農家さんを増やしていけたらと思っています。
さらに、通常廃棄物として処理されるポットエールやドラフ、汚泥といった副産物を飼料や肥料として活用する道筋ができてきました。
原料となる大麦畑の肥料に蒸溜所の副産物が使われる、ということになれば、ひとつの循環システムが出来上がります。
ゆくゆくは、そうしたシステムの中から生まれた農作物や畜産物の地域ブランド商品を生み出したいと考えています。
こうした地域の中で循環する仕組みを作ることで地域の活性化につなげたい!
それが「100年後も久住でウイスキーを造り続ける」ための久住蒸溜所の存在意義だと考えています。