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2022.01.17 / News
久住(くじゅう)ってどんなところ?
「久しく住む」と書いて「くじゅう」と読みます。
九州のほぼ中央に位置し、九州の屋根とも称される「くじゅう連山」の麓に広がる「久住高原」は、「阿蘇くじゅう国立公園」に指定されています。
3月頃には高原に広がる牧草地の「野焼き」が行われます。何百年もの間、マダニなどの人畜に有害な虫を駆除するとともに草原を維持のために地域住民が協力して続けてきた春の訪れを告げる習わしです。
畜産が盛んで、おもに黒毛和牛が飼育されています。
大分が誇る黒毛和牛「豊後牛」は、1918年(大正7年)に登録規定を制定し、造成に着手した100年以上の歴史を誇るブランド牛です。幾度となく日本一に輝いてきました。
久住はその中心として大きな役割を担ってきました。巨大な黒毛和牛の銅像が観光客を出迎えてくれます。
標高はおよそ500m。夏でも比較的冷涼な気候で、涼を求めて多くの観光客が訪れます。
四季折々の草花が出迎えてくれる「くじゅう花公園」は人気の観光スポットです。
久住蒸溜所は、くじゅう連山の恵みともいえる豊富な地下水を活用し、ウイスキー造りを行っています。
敷地内に2箇所の井戸を掘ったところ、1か所は自噴。年間を通じて一定の水温を保っており、仕込み水、冷却水の両方に使用しています。
おかげで年間を通じて狙い通りの冷却が可能です。
毎日、くじゅうの山々に見守られながら真摯にウイスキー造りに取り組んでいます。